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ワックス塗布について

ワックス塗布には「床材の保護」と「光沢の復元」目的があります。ワックスは床材の上に樹脂の皮膜を造ります。きれいに塗布するには、事前の床清掃がポイントになり、適切に行われないとワックスの層の下に汚れが埋もれてしまいます。また髪の毛や埃を抱き込むことも多々あります。
ワックス層が厚くなり過ぎるのも良くありません。樹脂が厚くなると黄変（変色）を起こしやすく、ハクリ作業（ワックスの除去）が困難になります。清掃業者に依頼していても、上記のような不適切な作業はあります。
当社は、医療・介護施設には、抗菌剤配合、耐アルコール性、シックハウス原因嫌疑物質無配合ワックスを使用します。

リノリュウム床材にご注意

リノリュウム床材は、主に医療・教育施設・戸建住宅で使用されています。天然原材料から造られており、人体に影響が少なく、廃棄時の生物分解性があります。外見は通常の床材と見分けがつきづらい物もあります。また、アルカリに弱く、ハクリ作業を行うと光沢は無くなり変色を起こします。修復はできません。清掃会社でも多くの失敗事例を聞きます。

原材料の亜麻仁油には抗菌性があると言いますが、ワックスを表面に塗布してしまえばその効果はどうなるか疑問です。本来はワックス塗布を必要としない場所に適している床材だと思いますので、ワックスをかける際にはご留意ください。何かご相談されたいことがございましたら、当社までお問い合わせください。